省エネルギー性能の高い設備へと移行が進む給湯器交換

給湯器交換によって、省エネルギー性能の高い設備へと、急速に移行が進んでいます。たとえば瞬間式のものでは、潜熱回収型への給湯器交換が進んでいます。とくにガスは、潜熱回収型への完全移行が宣言されています。従来型との価格差もほとんどなくなっている上に、需要の大小にかかわらず、コンスタントに15パーセント程度の1次エネルギーが削減できると言われています。

電気貯湯式では、ヒートポンプ式のものが急速に普及してきています。割安な夜間電力を利用することによって、圧倒的にランニングコストを下げることができるのが、その大きな魅力となっています。ただ、需要にくらべて、あまりにも容量の大きな貯湯タンクを選ぶと、その分、熱のロスが増えて効率が低下してしまいます。適切な容量の機種を選ぶことが重要になります。

コージェネレーションシステムは、発電の際の排熱を、給湯に再利用することによって、総合的なエネルギー効率を大幅にアップしています。ただ現在のところは、発電効率は高いものの、イニシャルコストが突出して高いため、電力や熱の需要量が、ある一定以上の住宅のみに適していると考えられます。それでも、補助金制度も整いつつあるため、今後ますます普及していくことが予想されます。現在のところ、それぞれのタイプに、それぞれのメリットやデメリットがありますが、省エネルギー性能は、ひと昔前にくらべて格段に向上しています。

今後は、エネルギー効率の高さによって選択するというよりも、住む人のライフスタイルにあったものを選び、給湯器交換を行うということになっていくものと予想されます。

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