給湯器交換で知っておくべき給湯器の適切な能力

住宅の給湯器交換では、必要となる給湯能力の目安を、あらかじめ知っておくと便利です。ガス瞬間給湯器の場合には、一般に、4人家族であれば32号から24号程度、一人暮らしであれば20号から16号程度、キッチンや洗面室などでスポット的に給湯をする目的であれば16号から10号程度というのが、必要となる給湯能力の目安となります。ただ、ガス瞬間給湯器は、冬に水温が低くなると、給湯能力が低下することが多くなるため、その分も見込んで、少し大きめの号数を選択して給湯器交換を行うことが望ましいと言えます。また、従来どおりのガス瞬間給湯器にするか、省エネルギー性能の高い潜熱回収型高効率ガス給湯器にするかによっても、その能力が異なるため、注意が必要になります。

電気温水器の場合には、一般に、4人家族であればタンク容量が370リットル以上のものを、一人暮らしであれば200リットルから150リットル程度のものを、キッチンや洗面室などでのスポット的な給湯をする目的であれば100リットル程度のものというのが、必要となる給湯能力の目安となります。電気温水器の場合でも、ガス瞬間給湯器の場合と同様に、少し大きめの貯湯量のものを選んで給湯器交換を行うことが望ましいと言えます。ただ、その一方で、割安な夜間の電気を使って湯を沸かす場合には、必要な量だけの湯を沸かして、それを次の夜までには使い切るというのが、もっとも経済的になります。そのため、不必要に大きな貯湯量のものを選択するのではなく、適切な能力のものを選択することが重要になります。

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